PTA親子かりがね塾
7月20日にPTA親子かりがね塾が行われました。昨年は中止となりましたが、今年度は、内容や方法を工夫して行うことができました。
国土交通省 山形河川国道事務所の方々をお招きし、「水害から身を守る防災」の出前講座を行いました。昨年の7月豪雨は未だに記憶に新しい災害です。これまでの豪雨災害や過去の洪水について親子で学び、水害から身を守る知識と理解を深め、防災意識を高めることがねらいです。
また、例年体育館で行っていたかりがね塾ですが、今回は、6年教室で行う講座を、Teamsを使って各教室に配信し、タブレットとテレビで視聴するという方法を取り入れました。
オンラインで配信することで、コロナウイルス感染症予防対策と熱中症予防対策を講じることができました。また、今年本格的に運用が始まった児童用一人一台のタブレット端末。タブレット学習を保護者の皆様にも体験していただきました。
まず、最上川の過去の洪水についてのお話です。最上川は、長さ229km、川幅は河口付近で約730m、流域面積は7040㎢。川の長さでは日本第7位の大きな川なのです。昨年の7月豪雨では、観測史上第1位の水位を観測したそうです。河北町の谷地橋にある観測カメラの映像を見ると、時間が経つにつれ、水位がどんどん上がっていく様子が分かりました。
次に、安全な避難についてのお話です。被害にあわないために、自分の命を守るためには、避難情報がでたら迷わず「逃げる」ことが一番です。そして、洪水に備えて日頃からハザードマップを確認しておくことが大切です。長瀞地区も洪水時浸水域になっています。
最後に、水の抵抗力や重さを体験しました。また、土砂災害について模型を見ながら学習しました。
畳1枚に時間30mmの雨が降ると、このふくろの重さになるそうです。なんと50㎏です。一人では持ち上がりません。
土砂災害の模型では、土砂によって家が流されてしまうことを実感しました。
水深40cmで水の速さが1.5m/秒の中を歩いた場合の体験です。足が重く思うように進みませんね。水の力の大きさを実感しました。
親子で防災について学び体験した「PTA親子研修会 かりがね塾」でした。これから台風シーズンに入ります。日頃から備えておくことの大切さを学んだかりがね塾でした。山形河川国道事務所のみなさん、PTA総務部のみなさん、ご協力ありがとうございました。
また、当日は山形新聞の記者の方が取材に来ました。新聞もご覧ください。