6年生の想画学習
たいへん嬉しいニュースが飛び込んできました!
6年生が総合で取り組んでいる『想画学習、灯ろうづくり』が、郷土Yamagataふるさと探求コンテストの最終審査に選ばれ、11月20日にプレゼンすることになりました😄
それにあたり、今まで学習してきた内容をさらに深めるために、地域の先生に来ていただきお話を伺いました。
長瀞小には、歴史を感じさせる、当時3円80銭だったこのような本が残っています。
大正15年に発行された『図画手工指導の実際』と言う本で、昭和2年に当時の校長先生が寄贈してくださったものですが、そのことからもわかるように、そのころから絵の指導を先生方が頑張ってくださっていたようです。それまでの図画の指導は、上手に描かれた絵を見て、模写するというのが普通の指導だったそうですが、その頃赴任されていた佐藤文利先生、国分一太郎先生が中心となり、生活に関するあらゆるものを自由に描いていいと指導され、子どもたちが生き生きと絵を描くようになりました。それが想画です。想画教育に一生懸命だった長瀞小学校は、島根県仁多郡馬木小学校、三重県伊勢市早修小学校とともに三大想画教育校として全国的に高い評価を受けるようになりました。
当時の想画集は、長瀞小学校にはもちろんのこと、東京大学図書館、のちに国分一太郎先生が入院した千葉県の式場病院に現存しています。
6年生は、この素晴らしい伝統を受け継ぎ、想画を描き、自作の俳句と共にそれを灯ろうにして夏に二の堀に浮かべました。
20日のコンテストの際は、先人たちの思いや、ここ長瀞に生まれ育った誇りを胸に、きっと素晴らしいプレゼンをしてくれることと思います。
頑張れ!6年生。